佐渡島 その3
 
 
 

佐渡歴史伝説館

この歴史伝説館は、佐渡島にゆかりのある人物や伝説を等身大のロボットを用いて紹介する体験型ミュージアムです。 
 
 

阿新丸(くまわかまる)

幼少時代に阿新丸と呼ばれていた南北朝時代の公卿の日野邦光は、後醍醐天皇の倒幕計画に参画し佐渡に流された父の日野資朝(すけとも)に会うため佐渡に渡り、父が謀殺されたことを知って父を手にかけた本間三郎を刺し殺し、佐渡を脱出したという言い伝えがあります。
 
 
   
  佐渡島に流された順徳天皇の第一皇女慶子姫のロボットが案内してくれます。  
   
  第84代天皇の順徳天皇は、鎌倉時代の承久の乱に敗れて佐渡に配硫され、帰京することを望みながら21年間暮らし続け46歳で崩御しました。
 
 
 
日蓮宗の宗祖の日蓮上人は、鎌倉での宗教活動を理由に捕らえられ鎌倉の龍ノ口刑場(現在の龍口寺)で処刑されかけるも突如の雷光で処刑を免れ、佐渡送りとなりました。
左は龍ノ口での処刑のシーン、右は佐渡での法論のシーン
 
 
 



世阿弥(ぜあみ)

室町時代の猿楽師世阿弥は、1434年(永享6年)に朱鷺の将軍足利義教に疎まれて流罪となりました。

佐渡にある正宝寺には、干ばつが続いていた夏に世阿弥が雨乞いの舞を舞ったところ、大粒の雨が降り出したと言い伝えられています。

※ 猿楽師とは現在の「能」のことです。
 
   
  安寿伝説
森鴎外の名作「安寿と厨子王」で知られている安寿姫と厨子王丸の伝説です。
 
 
   
  木下順二による「夕鶴」は、佐渡に伝わる鶴の恩返しという夕鶴伝説が元となっているとのこと。
 
 
   
  おけさ伝説は民謡「佐渡おけさ」のルーツとなった伝説で、民家で買われていた猫の「アサ」と蕎麦屋の娘「ケサ」にまつわる伝説がルーツとか。
 
 
   
     
  昼食後、1時間以上もの長い休憩時間ののちに島の北端にある大野亀に移動です。こんなに長い休憩時間なんて、数多くCT社のツアーに参加しましたけどこれまでなかった位の長さです。こんなに長いんだったら北沢浮遊選鉱場での観光時間を再考してもらいたいですね。
 
 
  大野亀
 
 
   
     
 


ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに二つ星として掲載されている巨岩がある大野亀は、トビシマカンゾウが咲くところとして有名です。トビシマカンゾウはユリ科の花で、山形県の酒田沖の離島、飛島で発見されたのが最初で「飛島萱草」となずけられたもので、ここ大野島と飛島でしか咲かない貴重な花です。
花は5月下旬から6月上旬に咲きますが、かつては70万株あるといわれましたが、現在では約50万株、約100万本もの花が咲き乱れます。


訪れたときはちょうど見頃のようで多くの花が咲き乱れていました。
 
   
     
   
     
   
     
   
     
   
     
   
     
     
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