能登の旅 その2 禄剛埼(ろっこうさき) 能登半島の最先端にある禄剛崎、日本海航路の要所として古くから重要視されていたところで、海難事故も多かったことから、航路を照らすのろし(狼煙)が古くから上げられて、岬に灯台が設置されるまで続けられ、禄剛崎のある珠洲市にはその名残から狼煙町、狼煙港 狼煙海岸といった地名が残されいます。 |
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能登瓦の家並み 屋根瓦が黒光りしていますが、能登地方を回っているとほとんどの家の屋根瓦がこの能登瓦を使用しています。釉薬を用いて焼き上げており、耐寒性に優れていて屋根の上に積もった雪が、早く解けて滑り落ちやすいからといわれています。 |
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灯台のそばから海岸を見下ろすと、「千畳敷」とよばれる海食棚があります。 |
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「日本列島ここが中心」の碑 国土地理院が認定した「日本の重心」の位置は富山県の沖となりますが、その位置に最も近い陸地がここ禄剛埼とのことで石碑が設けられています。 |
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道の駅すず塩田村 万葉時代ごろから始められた「揚げ浜式」の塩づくりは、江戸時代には入浜式の塩づくりに移り変わりましたが、ここ珠洲では日本で唯一「揚げ浜式」の方法で塩づくりが行われ、国の重要無形文化財に指定されていて、塩づくりの状況を見学あるいは体験できるところです。冬のこの時期は行われていませんので、どのようなものなのか係員が説明してくれました。 |
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塩田の風景 塩田は「1枚」、「2枚」と呼ぶようですが、塩田1枚の面積は165㎡(約50坪)で、約600ℓの海水を撒かなければなりません。 海岸で「かえ桶」を用いて汲んだ海水を「引桶(しこけ)」に溜め、打桶(おちょけ)に汲んで撒きます。 かえ桶には約36ℓの海水が入りますが、この桶を2つ肩荷棒(にないぼう)で担いで引桶に溜めます。引桶には約800ℓ入りますので、10回は海岸との間を往復しなければなりません。肩荷棒、桶そして水を合わせた重さは100kg近くなりますので、かなりな重労働です。 引桶に海水がたまったら打桶で潮撒きをしますが、一回で撒ける海水はせいぜい36ℓくらいとのことですので塩田1枚に撒くためには40分近くかかるそうです。 |
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潮撒き 打桶を用いて塩田に撒きますが、均等に撒かなければなりません。ここまできれいに撒けるようになるには10年はかかるといわれています。 |
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曽々木海岸もご覧のように千畳敷岩となっています。 |
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白米千枚田(しろよねせんまいだ) 輪島市郊外の白米町にあることからこの名がついた棚田は、水田1面当たりの広さが18㎡と狭小で、全部で1004枚と典型的な棚田となっており、日本の棚田百選に選ばれており、世界農業遺産のシンボル的な存在となっています。 冬枯れの棚田ですので、できれば田んぼに水が貼られた5月ごろに訪れてみたい光景です。 |
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Googleマップの上空からの千枚田の風景 |
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輪島塗漆器工房 伝統的な技法により制作される漆器、見事!というより言葉が出ません。 |
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今日の夕食はふぐづくしです。 先付けはふぐの握り寿司、お造りはてっさ。焼き物はふぐの干物、鍋物はてっちり、揚げ物はふぐの唐揚げそしてふぐ入りの茶碗蒸しです。 |
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