京都街歩き(2017.11.06撮影) 京都の旅友Sさんに案内していただいて街歩きです。 |
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御土居 天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、天正19(1591)年に京の町を守るべく南北8.5km、東西約3.5kmにわたって設けたのがこの御土居と呼ばれる土塁で、台形の土手と堀(空堀または川、池の水を利用した水堀)で造られました。 この御土居で囲まれた内側を「洛中」、外側を「洛外」と呼んでいたようで、七か所に設けられた「京の七口」と呼ばれる出入口は、「鞍馬口」、「大原口」、「丹波口」、「伏見口」などそれぞれ名がつけられていました。 現在では市内に9ヶ所ほどその遺構が残っているようですが、写真は北区旧土居町鷹ヶ峯にある遺構です。 |
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吉野門 吉野門と名付けられたこの山門は、六条三筋町(後に島原に移転)の遊女で、夕霧太夫、高尾太夫とともに、「寛永の三名妓」といわれた二代目吉野太夫の寄進により、寛永5(1628)年に設けられたもので、赤門とも呼ばれています。 |
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本堂 |
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鹿苑寺 金閣寺の名で知られる鹿苑寺は、鎌倉時代の元仁元(1224)年に西園(藤原)寺公経が建てた北山第という山荘を、応永4(1397)年に室町幕府3代将軍足利義満が自身の領地と交換に譲り受け、相国寺の山外塔頭として開基し、夢想疎石の開山によって建立されたお寺で、寺の名前は足利義満の法号・鹿苑院殿に因んでつけられています。 鹿苑寺の舎利殿(金閣)は、応永5(1398)年頃に木造三階建ての楼閣建築で、高欄を含む二層と三層は内部の床面を除いて金箔張りで建てられており、昭和4(1929)年には国宝に指定されました。しかしながら当時の舎利殿は昭和25(1950)年に放火により焼失し、現在のものは昭和30(1955)年に再建されたものです。 この鹿苑寺はユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の構成要素のひとつとして平成6(1994)年に登録されています。 (所在地:北区金閣寺町1) |
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鏡湖池と金閣 |
鳳凰 |
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舎利殿の西側に設けられた「漱清(そうてい)」 |
書院 |
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銀河泉(足利義満がお茶の水に使ったといわれる泉) | 厳下水(足利義満が手洗いに用いたと伝えられる泉) |
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龍門の滝 |
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夕佳亭(せっかてい) 茅葺寄棟造りの茶室で、三畳敷きの席に設けられた床柱は珍しい南天の木が用いられており、明治初年に焼失した後に再建されたものです。 |
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金閣寺垣 日本庭園に用いられる竹垣には、透かし垣、遮蔽垣、編み込み垣などいろいろな種類があり、お寺の名前が付けられているものが少なくありません。金閣寺垣は透かし垣の一種で、丈の低い四ツ目垣風の造りで、上部を割竹で押さえて造られています。 |
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慶長元(1566)年から20年頃に建立されたといわれ、重要文化財に登録されている本坊表門 |
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本坊(御殿)大玄関 本坊には登録有形文化財の白書院、黒書院、宸殿、霊明殿、重要文化財の遼廓亭、飛濤亭などの建物がありますが、時間の都合で割愛し、次回訪問時にゆっくり見ることに。 |
勅使門 登録有形文化財の勅使門は本坊の白書院の正面に位置して、四脚門で前後唐破風造側面入母屋造りの檜皮葺きで建てられており、現在のものは大正3(1914)年に再建されたものです。 |
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中門 寛永18(1641)年から正保2(1645)年頃に建てられたこの中門は、切妻造、本瓦葺・柱間三間の八脚門で重要文化財に登録されています。 |
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御室桜 中門を入って左側にある御室桜は、普通の桜と違って背丈は低く遅咲きの桜です。 訪れたのが11月ですので花は当然咲いておらず、葉も紅葉しかけていました。桜の時期に訪れてみたいところです。 |
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金堂 桃山時代の慶長18(1613)年に建てられた旧皇居の正殿・紫宸殿を寛永年間(1624年-1644年)に移築し改築したもので、寝殿造りの遺構として重要な建築物となっており、国宝に指定されています。 |
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経蔵 寛永18(1641)年から正保2(1645)年頃に建てられた禅宗様の建築物で、国の重要文化財に登録されていて、内部中央には八面体の輪蔵(回転式書架)があり、一切経が納められています。 |
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九所明神(重要文化財) 仁和寺の伽藍総鎮守として建立され、現在の建物は寛永の時代に再建されたものです。社殿は本殿、左殿、右殿の三棟で構成されており、中央の本殿(上右の写真)には八幡三神(石清水八幡宮)、左殿(上右の写真では右側)には賀茂下上(上賀茂神社と下鴨神社)、日吉(日吉大社)、牛頭(八坂神社)そして稲荷(伏見稲荷大社)が、右殿(上右の写真で左側)には松尾(松尾大社)、平野(平野神社)、小日吉(日吉大社東本宮)そして木野嶋(木嶋神社)の9社が祀られています。 九所明神の前にある石灯籠は織部型石灯籠といい、四角形の火袋を持つ活込み型の灯籠で高さが調節できることから、露地や蹲に使用される灯篭です。普通の燈籠と形を異にしており奇抜な形ということで江戸時代の茶人古田織部好みとであったことからこの名がついたといわれています。灯籠の石竿部分に十字模様や聖人のようにも見える石像が刻まれており、これをもってキリシタン灯籠と呼ぶこともあるようですが、キリシタンと関係があるかは不明のようです。 |
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今回は各所を駆け足で見て回った感じもあり、撮り残している箇所もあるので再度撮影にチャレンジしたいと思っています。 | ||||||||||
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