紅葉の弘前城(2016.11.02撮影)

2012年3月以来4年半ぶりに訪れる弘前城、桜の時期にも訪れたいのですが、今回は紅葉真っ盛りの季節の訪問です。天気が曇り空なので色があまりよくないのが残念です。
 
   
   
外濠沿いにある桜並木の紅葉(お濠にあるのは古代蓮です。)  
     

慶長15(1610)年に建てられ要文化財に指定されている丑寅櫓
 
子の櫓跡付近の中濠の紅葉
 
     
  丑寅櫓前の池山
丑寅櫓の前は広場になっていてブランコや滑り台がおいてあり、訪れた子供たちの遊び場になっていますが、そばには池もあり、岩の上には二宮金次郎(尊徳)の像があります。
この像は、雪が降る季節になると藁で織られた笠や衣装を身にまとうことです。
 
   
  東内門
慶長15(1610)年に、二の丸東内側の枡形に櫓門形式で建てられたもので、江戸時代初期の城門建築の遺構として重要文化財に指定されています。
 
   
   
中濠に架かる杉の大橋の上から見る紅葉は絶景です。堀には1羽のコブハクチョウが泳いでいます。  
   
   
東門
三の丸の東側にある櫓門形式の城門で、慶長15(1610)年に建てられており、重要文化財に指定されています。
 
     
天守閣
東北地方で唯一江戸時代から残り、現存12天守のひとつとなっている天守閣は、築城当時の天守閣が寛永4(1627)年に発生した火事で焼失したため、文化7(1810)年に本丸辰巳櫓を解体して造られたもので、天守の代用であったことから「御三階櫓」とも呼ばれていました。
天守閣は、本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」という現象が発生したため、改修工事を行うことが決定。平成27年より、「曳屋」作業により総重量約400t、高さ14.4mの天守閣を30mほど移動して、現在石垣の工事が行われています。
   
 
     
  本丸からは日本百名山のひとつで、青森県の最高峰で標高1625mの岩木山が望めます。岩木山は、その姿から「津軽富士」とも呼ばれ、また地元の人々は「お岩木山」或は「お岩木様」とも呼んでいます。  
        
  戌亥櫓跡
本丸の北西部にあったこの櫓は、敵からの攻撃を防ぐために土蔵造りで建てられ、元禄時代に修復が行われたと案内板に記されていますが、現在は石垣が残るだけとなっています。
 
        
  下乗橋
内濠に架かる橋で二の丸と本丸の間を連絡しています。藩政時代には橋のたもとに「下馬」札が置かれており、藩士はここで馬から降りることとされていたことから、この名がついたとされています。橋を渡ったところの右手に天守閣がありましたが、石垣工事のため現在は移動されていて姿は見えません。
 
     
  鷹丘橋
本丸と北の郭に架かる橋で、築城当時城は鷹丘城とも呼ばれていたことからこの名がついたとのことで、寛文10(1670)年に四代藩主信政が架けたといわれています。
 
     
  亀甲橋(かめのこはし)
城の北側にある橋で、亀甲町と四の丸をつなぐ橋で外濠に架かっており、橋を渡った先が亀甲門(北門)となります。
 
     
    
亀甲門(北門)
弘前城の築城の際に、慶長16(1611)年に廃城となった大光寺城(旧南津軽郡平賀町 現在の平川市にあった城)の城門を移築したもので、弘前城に残る城門5つのうちで規模が特に大きく、当初は正門としていましたが、追手門が正門となることにより裏門の扱いとなっています。
 
   
   
城内の三の丸には植物園が併設されていて、訪れたときは「菊と紅葉まつり」が開催されていましたが、中に入ると時間が足らなくなるので入口の写真だけパチリ  
       
 





弘前城のマップ
 
弘前城には上記以外にも辰巳櫓、未申櫓、与力番所、追手門、南内門などの遺構がありますが、何せツアーで限られた時間で回るのはこれが精いっぱいです。
できれば桜の時期にツアーでなく個人でノンビリと来てみたいものです。
   
     
     
     
        トップページに戻る          酸ヶ湯温泉を見る