グラーツとハルシュタットそしてザンクト・ギルゲン | |||
ゼメリング鉄道 ウィーン市内を見学し昼食をとった後に列車でグラーツに移動です。ヨーロッパアルプスを越えスイスに至る世界初めての山岳鉄道として19世紀の半ばにわずか6年という短い工期で完成した鉄道で、全体が1998年に世界遺産に登録されたゼメリング鉄道(セメリングとも呼ばれています。)です。 残念なことにウィーンを出発してから霧が深くなり、おまけに列車は各駅停車ではなく急行で窓も開かず、撮影ポイントとなる山岳部分ではスピードを落としているものの、撮った写真はご覧のような具合に・・・・ |
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グラーツ グラーツはウィーンに次ぐオーストリア第2の都市で、町の起源はローマ時代に築かれた砦であり、16世紀には大学が創設されたこともあって人口25万人のうち4万人が大学生とか。旧市街は1999年に「グラーツ歴史地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録され、今年2010年に郊外にあるエッケンベルク城を含めて「グラーツの市街-歴史地区とエッゲンベルク城」の名で拡大登録となっています。 |
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クンストハウス 旧市街の中に異様な形の建物。まるで「ナマコ」か「宇宙船」? この建物は2003年にグラーツが欧州文化首都になったことを記念して建てられたミュージアムで、随時展示会等が開催されているそうですが、その形には当然のことながら賛否両論が出ているようです。 |
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シュロスベルグ(城山) 要塞の町としてのグラーツ、城山にはケーブルカーでわずか数分で登ります。(エレベータや階段もありますが、階段は260段とのこと。体力に自信のある方はどうぞ)ここにあった城塞はナポレオン軍の攻撃により破壊され、鐘楼、時計塔の一部が残っているだけのようです。 丘の上にある時計塔の時計は、市民がわかりやすいようにとのことでもともとは長針一本だけで時間を表していたそうですが、後から分を表示する短針を付け加えたとのことです。 |
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カゼマッテン 現在はコンサート等に利用されていますが、当時は城塞の装甲室で、時には捕虜がここに収容されていたとのこと。 |
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シュロスベルグ(城山)から見るグラーツ旧市街 | |||
シュタルバスタイ(厩稜堡)と城壁。シュタルバスタイは牢獄、砲台そして格納庫として使われていたとのこと |
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左から鐘楼、時計塔、階段(下の入り口はエレベータとなっています) | |||
ハウプト広場の市庁舎とヨハン大公の銅像(左)とハウプト広場(右) | |||
州庁舎の中庭 16世紀半ばにに建てられたたもので、オーストリアで一番美しいといわれているルネッサンス様式の建物です。右側は中庭にある井戸で、建物にある雨どいから集められた雨水を利用していたようです。 |
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武器庫跡の入り口 今は州立武器博物館となっており、中世の武器3万点が収蔵されています。 |
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壁絵の家(ヘルツォークホーフ) 1742年描かれたフレスコ画で、作者はバロックの巨匠ヨハン・マイヤーとのこと。太陽にあたると変色しやすいフレスコ画ですけど良く残っています。 |
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王宮の二重らせん階段 15世紀末期ゴシック様式の石工芸術によるこのらせん階段、幅は1メートルあるかないかくらいですので、すれ違うのはちょっと難しそうな感じの階段です。 |
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グロッケンシュピール広場 広場といってもそんなに大きな広場ではありませんが、毎日11時、15時そして18時の3回、木彫りの人形が現れ鐘の音にあわせて踊ります。これを見るため小さな広場が見物人でごった返します。 |
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ハルシュタット グラーツを出てから約40分、ザルツカンマーグート地方にあるハルシュタットに到着となりました。ザルツカンマーグート地方はドイツとの国境に近く、その名も「塩の宝庫」という意味があるそうで、ここハルシュタットもケルト語で塩を意味する「ハル」から街の名前がつけられており、岩塩採掘の街として知られています。 ハルシュタット湖沿いの小さな町で、ダッハシュタイン山塊に囲まれた辺境の地ということで、昔ながらの景観がそのまま残されており、1997年に「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。 わずか40分くらいの観光ですので、街中の方まで足を延ばすことはできませんでしたが、機会があればまた訪れてゆっくり写真を撮りたい場所の一つとなりました。 |
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ザンクト・ギルゲン ハルシュタットから更に30分でザンクト・ギルゲンに到着です。ザンクト・ギルゲンもハルシュタットと同じくザルツカンマーグート地方にあり、ヴォルフガング湖に面した小さな街です。といっても写真タイムはわずか20分位、のんびり観光する時間はなく10枚程度撮って今日の宿のあるザルツブルグへ出発です。 |
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街の中心となる市庁舎広場(正面が市庁舎でその前にヴァイオリンを弾くモーツァルト像があります) |
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左はモーツァルトの泉とモーツァルト像、右はモーツァルトハウス(モーツァルトの母アンナの生家) | |||
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