ゴゾ島 2月27日、今日は1日ゴゾ島の観光です。セントジュリアンのホテルを午前8時に出発して、マルタ島の北にあるチェルケウア港に向かい、約30分で港に到着です。9年前に来た時はバスがフェリーの近くに止まり下車してそのまま歩いて乗船したのですが、なんと立派なフェリーターミナルができていました。
ゴゾ島までは約30分の船旅です。
		イムジャール港 正面奥の教会はルルドの聖母教会です。
		テーブルマウンテン 島にはいくつかのこのような小さなテーブルマウンテンがあるとのこと。
ジュガンティーヤ神殿 　 紀元前3600年から2500年頃の新石器時代に、石灰岩を用いて建てられたという巨石神殿で、世界最古の宗教施設のひとつとされており、遺跡から発見された遺物から豊穣神崇拝の場だったと見られています。神殿を構成するのはこの島で砕石されるマルタストーンと呼ばれる石灰岩で、大きいものは数十トンにも及ぶものがあるようですが、5500年も昔にどのようにして造られたのか、現在でもわかっていません。 この神殿は1980年にユネスコの世界文化遺産に「ジュガンティーヤ神殿」として登録されその後1982年に他の巨石神殿とあわせて「マルタの巨石神殿群」に名称変更されています。
		神殿の平面図 神殿は2つのクローバー型で造られたとのことですが19世紀の半ばに遺跡の瓦礫を撤去したことがあり残っているのはその一部となっています。
発掘された遺物
前回来た時はなかった足場が組まれていましたが風化による倒壊を防ぐためのものなのでしょうか。
		神殿に使われている石には貝の化石が残っています。
キンギョソウ（オオバコ科）		ジャイアントフェンネル（セリ科）
カリプソの洞窟 古代ギリシャの詩人ホメロスの抒情詩「オデッセイア」の中で妖精カリプソとオデュッセウスが過ごしたといわれる洞窟ですが、上から見るだけで中には入れません。
		ラムラ湾 カリプソの洞窟から眺めるラムラ湾、赤い砂浜が特徴とのことで晴れていればいいのですけどあいにくの曇り空です。
アズール・ウィンドウ 　 マルタストーンと呼ばれる石灰岩でできたこの島、何千年もの時を経て波と風によりこのような光景を生み出していますが、以前はこの上まで歩けたようですけど、今では危険とのことで通行止めになっているとか。
		アズール・ウィンドウの内海 ダイビングスポットとなっているアズール・ウィンドウ。画面左側の洞窟を通って地中海に出られるようです。
		アズールウィンドウ近くの岩場にはこのような化石がいくつも見受けられます。これは蟹の化石でしょうか。
		マルタを旅すると、聖ヨハネ騎士団当時に造られたこのような見張り塔がいくつも見受けられます。
		水道橋 マルタには何ヶ所かローマ時代の水道橋が残されているとか。
ヴィクトリアの大城塞 ゴゾ島の中心部の高台にある街ヴィクトリア（ビクトリア）、マルタ語では「ラバト」と呼ばれています。 17世紀のオスマントルコの襲撃に対応すべく造られた大城塞（「シタデル」或いは「チタデル」）と呼ばれる城壁に囲まれています。街は17世紀の終わりごろに発生した地震により崩壊し、その後の再建され現在の姿になったようです。街を取り囲む城壁を歩くことができそこからは島の景色が一望できます。 右の写真はGoogle earthの画像です。
ゴゾ大聖堂 城壁をくぐった正面にあるこの教会は1851年に建てられたもので、建設の際には天井にドームを造る予定であったものが資金不足により断念、天井にドームと見間違う「騙し絵」を施しています。（下右の写真でも教会にドームがないことがわかります。）
騙し絵のドーム天井は騙し絵だといわれなければ普通のドーム天井と思えるほど精巧です。
		セント・ミケーレ保塁 ゴゾ大聖堂を出ると雨が降っていました。傘を差して保塁を歩きます。
セント・ミケーレ保塁から見るヴィクトリアの街並み（雨が降っていなければもっときれいなんでしょうけど・・・）
		独立広場にある聖セント・ジョージ教会 1672年に建てられその後の地震で崩壊、1818年に再建されたものですが、時間がないため中には入れませんでした。
ステラ劇場
ヴィクトリアの街中をもう少し歩いてみたかったのですが、帰りのフェリーの時間もあり午後3時にバス乗ってフェリー乗り場へ。
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