チェンストホヴァのヤスナ・グラ修道院

ヴロツワフを出発して2時間半ちょうど12時にチェンストホヴァに到着です。昼食後1時半からヤスナ・グラ修道院の観光です。
このヤスナ・グラ修道院は、聖母マリアに捧げられたカトリックの修道院で、1382年に建てられ「黒いマドンナ」として有名な「ヤスナ・グラの聖母」のイコンが収められていることから多くのカトリック信者が訪れることとなり、特に毎年8月15日の聖母被昇天の日には、国内各地を始め世界各地からも多数の巡礼が訪れるとのことです。
ここには年間1千万人の観光客が訪れるとのことですが、我々ツアーが訪れたこの日は、日曜日でミサが行われるため聖堂内が多くの信者でいっぱいです。おまけに午後2時から「黒いマドンナ」が拝観できるとあって多数の観光客が訪れていました。
 
   
 
駐車場から修道院へ向かう参道の両側には各国の国旗が掲げられています。でも日の丸は見当たらず、ツアー客の一人が「日の丸がないですね」といったところ「日本から訪れる信者が少ないからで、もっと増えてくれば掲げられるでしょう」との返事でした。
     
 
修道院の中は「黒いマドンナ」を拝観するため集まった信者と観光客ですし詰め状態です。中に入る前にはガイドさんが「スリが多いですから手荷物十分注意してください。」といってたのがうなずけるほどすごい人の数です。
 
2時ちょうどに「黒いマドンナ」が見れるようになりましたが、まだずっと先のほうです。信者に混じって我々ツアー客も一歩、一歩ゆっくり前進です。どうやらフラッシュをたかなければ撮影はOKのようです。
 
「黒いマドンナ」
1655年にスウェーデン軍がポーランドを侵攻しワルシャワ、クラクフを侵略した後にここチェンストホヴァに進軍したものの攻略できなかったのはこの「黒いマドンナ」がもたらし軌跡であると、国民の守り神になっているようです。
右の写真でマドンナの右頬に2本の線が見えますが、これはモンゴル軍が侵攻した際にこのイコンを持ち出そうとした軍人が傷をつけたとか、その後に入った強盗が傷つけたものだとも言い伝えられているようです。
 
       
 
         
         
  
  15時半にチェンストホヴァを出発し、今日の宿のあるクラクフに向かいます。クラクフまでは約150km、2時間ほどかかります。  
 
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