気象神社(2019.12.31撮影)
 
テレビを見ていたら「気象神社」というのがあるとやっていました。カメラを持って写真を撮りに行くときは、当然晴れている日に出かけますけど、ツアーなどで日にちが前もって決まっている場合は、出かけた日が雨になるということもあります。私の場合は晴れ男に近いようで、今まで雨に合う回数は少なく、天気が悪くても曇りの日のほうが多かったと記憶していますが、雨よりは曇、曇りより晴れのほうがいいに決まっています。この気象神社何処にあるか調べてみると、何と都内高円寺にあることが判明、早速出かけてお守りを買い求めることに。
神社は中央線の高円寺駅を降りて、歩いてわずか2分足らずのところにある
高円寺氷川神社の境内にあります。
(所在地:杉並区高円寺南4-44-19)
 
   
   
     
   
  氷川神社の社伝では、文治5年(1189年)の奥州征伐の際に源頼朝が立ち寄って、側近の安藤藤九郎盛長に命じて社殿を造営させたのが始まりと(諸説あるようです。)となってます。
 
 
   
     
 
  社務所の中には身の丈が2m近い大きなテルテル坊主が置かれています。
 
      
  気象神社は、当時、馬橋4丁目にあった大日本帝国陸軍の陸軍気象部の構内に、1944年(昭和19年)に造営されたもので、気象部の観測員は、勤務前に気象予報の的中を願って祈願していました。
戦後、連合軍の政教分離をするための神道指令により撤去されることとなりましたが、なぜか連合軍の調査漏れにより残存。
1948年(昭和23年)に払い下げを受けてこの地に遷座したものです。
神社は老朽化したため2003年(平成15年)に再建されており、毎年6月1日の気象記念日に例大祭が行われています。
また、神社の知名度はそれほど高くはありませんでしたが、1993年(平成5年)に気象予報士の制度が始まったことによって、国内唯一の気象(天気)の神様として、気象予報士を目指す人建が合格祈願で参拝されるようになりました。
 
     
   
     
   
  境内には普通の絵馬と違って、下駄の絵馬が掲げられています。
今の若い人たちは下駄を履くことはめっきり減ったと思いますが、私たちの年代は子供のころは下駄で過ごしており、この下駄を使って「あした天気になーれ」と歌いながら履いていた下駄を蹴り飛ばし、落ちた下駄の状態で明日の天気を占う「下駄占い」をして遊んだものです。
この下駄占い、飛ばした下駄が上(鼻緒が上の状態)を向いたら「晴れ」、裏(下駄の歯が上の状態)になった「雨」、横向きになったら曇(地方によっては雪)と、テルテル坊主とともに子供の間で流行していました。
現在はこの遊び靴を飛ばして行っているところもあるようです。
 
     
   
  社務所には上の写真のような「気象守り」、下の写真のような「晴れ守り」などがあります。
わたしも一つ買い求めて出かけるときはこのお守りを持って出かけて、晴れるように願っています。
 
 
 
 
 
       
    
 
 
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