ブラショフとブラン城

ブラショフ

シギショアラからバスで約3時間でルーマニアのほぼ中央部にあるブラショフに到着です。
12世紀ドイツ系のザクセン人によって建設されたブラショフは、オスマン帝国と西欧の交易路上にあったことから発展した街で、中世の街並みが残されています。
 
聖ニコラエ教会
ブラショフのシュケイ地区に14世紀に建てられたルーマニア正教会の教会で、当時ドイツ系住民とは別に住むこととなったルーマニア人のための国内最古の学校も、この地に建てられ、現在では学校博物館として残されています。
   
 
        
トゥンパ山
ブラショフの街の南東にある標高960mの山で、麓にあるケーブルカーの駅から約3分で頂上に上がることができ、街が一望できるようです。山の一帯は希少動植物の保護区となっているのこと。
   
スファトゥルイ広場
中世の面影を残す建物が建ち並ぶ街の中心となる広場で、15世紀建造の旧市庁舎(現在は歴史博物館)があります。
 
   
 
   
 
旧市庁舎  
   
  白い塔
13世紀から15世紀にかけてドイツ騎士団によって要塞が築かれ、何ヶ所かの見張り塔が築かれました。白い塔はそのひとつで、ブラショフの街の中で最も高いところに建てられています。
 
   
 
   
黒の教会
スファトゥルイ広場の奥まったところにあり、1477年にゴシック様式で建てられたトランシルヴァニア地方最大の教会で、17世紀末のオスマン帝国とハプスブルク家との戦いの際に発生した大火で壁が黒く焼かれたことからこのように呼ぶようになったとか。
教会内には国内最大今日のパイプオルガンがありますが残念なことに、こちらも内部は撮影禁止でした。
 
   
ブラン城

ブラショフから30kmほど離れたところにあるブラン村の山の上に建つブラン城は、13世紀の半ばにドイツ騎士団によって要塞が建てられたのが初めで、14世紀の後半にハンガリーのラヨシュ1世が本格的な城塞を築いたといわれています。
15世紀の初めにワラキア公国のミルチャ老公(ヴラドV世の祖父)が居住、吸血鬼ドラキュラのモデルとして言われるヴラドV世は実際にはここに住んでいなかったようです。
今回は特別プランとのことでお城の麓に着いたのは日没も近い午後8時半過ぎ、写真を撮るにはあまり適していない時間です。
 

麓から見るブラン城
  
山の中腹から撮影
  
城の入口の階段
 
 

武器展示室
    
拷問器具
   
隠し通路
 
   
 
   
 
   
    
ブラショフ黒の教会の時計
 
     
   
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