シルミオーネ
 
雨の降り続く中午前7時55分バスはシルミオーネに向けて出発です。
シルミオーネはヴェローナからバスで約40分西のところにあり、イタリアで最も面積の広いガルダ湖南端に細く突き出した半島(半島の長さは約4㎞ほど)にあります。古代ローマ時代の最初の温泉であったとされており紀元前1世紀には景勝の休暇地、今でいうリゾート地として利用されていたようです。70度近い源泉があることから19世紀には「テルメ」として利用されているようで関節炎、喉頭炎、気管支炎、外傷の後遺症に効果があるとされています。

 
スカラ家の城(スカリジェロ城)
シルミオーネ旧市街の入り口にあたるところにあるこのお城は13世紀に建てられたといわれ、周囲をガルダ湖の水を取り入れた濠で囲まれています。晴れていればきれいな色で撮れているのでしょうけどちょっと残念です。

 
      
  旧市街に入るためにはこの橋を渡って城門をくぐらなければなりません。
 
     
   城門をくぐり抜けたところはカステッロ広場、城への入り口はすぐ右側にあります。  
     
   
    
城の中は細かく区分けされそれぞれに塔を設けており、防御のためでしょうか跳ね橋がいくつも設けられています。     
 
    
塔と塔の間は回廊のようになっていて行き来することができます。
一番高い塔は約50mの高さ、上まで登ることができるので登ってみることに。
     
 
    

上からの眺めは絶景です。町が湖に突き出た半島にあるのがよくわかります。
 
     

湖側には城壁と船溜まりが設けられています。
 
 
 
    
サンタ・マリア・マッジョーレ教会
スカラ家のお城からちょっと離れたところにあるこの教会15世紀の初めごろに建てられたもののようです。
メイン通りから奥まったところにあるので訪れる人も少ないようですが当時のフレスコ画も一部残っています。
   
     
   
     
      お城の一部が残っているのでしょうか、城門のようなものがいくつもあり、町の中の道は一車線がやっとという細い道が多く信号を設けて交互通行を場所によっては警官が出ているところもあるくらいです。
 
 
年間120万人くらいがここシルミオーネを訪れるといわれ、その目的の一つが温泉治療だそうでかの有名なマリア・カラスもその美声を保つためシルミオーネの湯に癒され、こよなく愛したひとりだそうです。
でもなぜかこの保養施設4月にならないとオープンしないとか。日本人でしたら冬こそ温泉に入りたいのに!
   
   
温泉の入り口近くにに何故か有料の体重計が。50セント入れて体重調べるようです。
身長と男女別の体重が表になっています。
 
 
   
   
半島の先端には「カトゥルスの洞窟」と呼ばれるローマ時代紀元前1世紀ころの遺跡があるようですがお城の中を見ていたのでここまで行くことができずに観光終了です。  
     
     
     
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