セゴビア セビリアのサンタ・フスタ駅を出発してマドリードのアトーチャ駅に着いたのは午後1時半過ぎ、昼食を食べてからセゴビアに移動です。午後3時40分セゴビアに到着、早速観光です。 |
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ロムルスとレムスの像 ローマ通りのアソゲホ広場にあるこの像はローマ建国伝説の「狼の乳を飲むロムルスとレムス」という名の双子の兄弟の像です。この像は水道橋建設2000年を記念しておかれたもののようです。 ロムルスとレムスの像を見たのはイタリアのヴェローナとアオスタ、日比谷公園と4ヶ所目です。 |
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水道橋 セゴビアは古代から人が住んでおり、ローマ時代には「セゴウィア」と呼ばれていたようです。紀元前80年にセゴビアをケルト人から制圧したローマ帝国は都市基盤の整備を行い、その一環として急峻で独立した丘にあるこの地の生活用水確保のため水道橋を通し、橋の上から水を引いて導水路としたとのことです。橋はイスラム教徒がセゴビアを支配したときにその一部を破壊しましたが15世紀のイザベル女王時代に修復され現在に至っているとのことで、高さは最高で30mその大きさから「悪魔の橋」と呼ばれています。(「悪魔の橋」の名はタラゴナにもありましたし、ヨーロッパ各地にあるようです。) この水道橋は、「セゴビア旧市街と水道橋」として1985年にセゴビア大聖堂、アルカサルなどとともにユネスコの世界文化遺産に登録されています。 |
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橋は直線で見える部分で250メートルありその先で左に折れ曲がっています。(左上の写真) | ||||||||||
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セゴビアの街並み | ||||||||||
旧市街に入るところの案内板には日本語表記も。 | ||||||||||
棘の家 ファンブラボ通りにある家の壁、突起のように見えることから「棘の家」と呼ばれているようですが、右側にはスグラッフィート技法による壁も見えます。(チェスキー・クルムロフでも見かけました。) |
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サン・マルティン教会とファン・ブラボの像 サン・マルティン広場にあるこの教会は12世紀にロマネスク様式で建てられたもので、鐘楼部分は14世紀の再建とのことです。右側の像はカルロス5世の絶対主義に対して反旗を翻したコムネロスの乱の英雄ファン・ブラボの像です。 |
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セゴビア大聖堂 16世紀から18世紀にかけて後期ゴシック様式で建てられた大聖堂ですが、外観だけを見て終了。 |
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マヨール広場 旧市街の中心部にある広場でオレンジの木が植えられており市庁舎、ファン・ブラボ劇場などが周りにあります。 |
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ファン・ブラボ劇場 |
市庁舎 |
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サン・エステバン教会 15世紀にロマネスク様式で建てられた教会で鐘楼の高さは56mあり、スペインで一番高い塔となっています。 |
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アルカサル ドウロ川の支流であるエレスマ川とクラモレス川の合流地点の断崖の上に建つこの城は当初ケルト・イベリア人によって要塞が築かれていたが、ローマ帝国の軍隊によって占領・破壊され、その後ローマ軍が再建したものです。ローマ軍は城の整備だけでなくセゴビアの街に城壁を造ったということで今もその名残があちこちで見受けられます。 この城はディズニー映画の「白雪姫」のモデルとして知られており、また、姫路城、ノイシュヴァンシュタイン城などとともに「世界の名城25選」にも選ばれています。 |
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正面の塔はファン2世の塔と呼ばれるもので高さは80m。壁の模様はスグラッフィート技法によるものです。 | ||||||||||
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武器のパティオ |
王宮の間(飾られている甲冑は15世紀のもの) |
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王座の間 |
ガレーの船の間(逆さまにした船底に似ていることからこの名がついたとのこと) |
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上のステンドグラスは当時のものではなく現代作家による制作です。 | ||||||||||
スペイン王国、カスティーリャ王国、レオン王国の歴代の王様の彫像が壁に掲げられている「諸王の間」 | ||||||||||
窓から見るラ・ベラ・クルス教会 13世紀にサント・セポルクロ騎士団により建てられた12角形のロマネスク様式の教会で、マルタ騎士団が所有しています。 |
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駐車場近くの広場から見るアルカサル | ||||||||||
約2時間のセゴビア観光を終えてマドリードのホテルに向かいます。明日はマドリードの市内観光です。 | ||||||||||
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