マールブルクとカッセル |
|||||||||||||
マールブルク フランクフルトのホテルから添乗員を含めて6名でマイクロバスに乗りツアースタートです。まずは90kmほど北にあり、ドイツ・メルヘン街道の中間付近となる人口約8万人の町マールブルクです。町は近郊で先史時代の遺跡が発掘ており、また、9世紀から10世紀にかけて城塞が建築され、12世紀半ばには文献に町の名が示されている古い町です。 町の見所はラーン川沿いの丘陵に発展した旧市街にあり、坂の町と呼ばれるほど坂が多く、上ったり下ったりの連続で年寄りには息が切れる町歩きとなります。 |
|||||||||||||
聖エリザベート教会 オーバーシュタットと呼ばれる旧市街にあるこの教会は、1283年に完成したゴシック様式の大聖堂で、聖エリザベートの栄誉を讃えてドイツ騎士団により砂岩を用いて建てられたもので、塔の高さは約80mあり、ドイツ国内で最も古い教会のひとつとなっており、その後建設されたケルン大聖堂のモデルとなっています。 教会は1980年にユネスコの世界遺産に登録申請を行ったようですが、登録が不可のようであるとの情報で、審査前に申請を取り下げています。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
聖エリザベートのレリーフ マリエン教会からマールブルク城に向かう坂道の途中の城壁に設けられています。 1207年にハンガリー王女として生まれたエリザベートは、政略結婚の具としてテューリンゲン(チューリンゲンとも)のルートヴィヒ4世と14歳で結婚、3児を設けて幸せな生活を送っていました。 夫のルートヴィヒ4世が第6回十字軍に従軍中に死亡した後に居城であったヴァルトブルク城を追われてここマールブルクに移り、聖フランシスコ会に入会してテューリンゲンから化粧料の代金として受け取った2000マルクを寄進して病院を建設し、自身も貧しいながら貧民・病人のために尽して1231年に24歳の若さで亡くなりました。 彼女の死後いくつかの奇跡が起こり、1235年に教皇グレゴリウス9世により列聖されています。 |
|||||||||||||
イノシシの水飲み場 初め豚かと思いましたが、牙があるのでどうやらイノシシのようです。グリム童話に「歌う骨」というイノシシが出てくる童話がありますが、これから来たモニュメントとなってのでしょうか。 鼻の下にある金色に光っているボタンを押すと一定時間水が出る仕掛けとなっています。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
ミニチュアの方伯の城のモニュメント モニュメントにはドイツ語で表記された城の説明と点字の説明が付されています。 ここ以外でもこのようなモニュメントがあちこちで見られ、いずれも点字が施されていました。 |
|||||||||||||
マールブルク城の前の広場から見るマールブルク旧市街(右の写真の尖塔はマリエン教会の尖塔) | |||||||||||||
マールブルク大学旧校舎 1527年にヘッセン方伯フィリップ寛大侯(1世)が創設した最初のプロテスタント大学で、正式名称はフィリップ大学マールブルクといいます。 |
|||||||||||||
マールブルクの観光を終えてカッセルに向かう途中昼食のため立ち寄ったバウナタールのレストランの庭にはなぜか人魚と思しき像が置かれています。人魚といっても像の顔は結構年寄りのように見えますけど… この像は、ここバウナタールで生まれ、グリム兄弟が童話のもととなる話を聞き取った、メルヘンの語り部といわれた「ドロテア・フィーマン」を模した像のようです。 ドロテア・フィーマンはバウナタールの旅籠に生まれ、宿を訪れる旅人から聞いた話を子供たちに語っていたとのことで、彼女が語ったメルヘンは、グリム童話の第2版に収録されています。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
資料館のある建物の上には巨大なヘラクレス像が | |||||||||||||
|
|||||||||||||
水が放出されていないので途中まで下りてみました。左は一段目のところから下のほうを、右は同じところから上を撮ったものです。 | |||||||||||||
午後4時にカッセルを出発して今日の宿があるハーメルンに向かいます | |||||||||||||
アウトバーン 片側4車線で、この場所は最高速度120kmと表示されていますが、監視カメラが無ければそれよりもスピードが出ている車もあようです。一般道も町中では50kmの表示のところもありますが、郊外に出ると片側1車線でも70k、80kで走行できるところが多く見受けられます。 因みにドイツ国内のアウトバーンは料金所が全くありません。すべて無料で通行できます。どこかの国とは全く違います。 |
|||||||||||||
ヨーロッパカエデの有翼種子 |
|||||||||||||
トップページに戻る ドイツに戻る ハーメルンを見る | |||||||||||||