金刀比羅宮
 
「こんぴらさん」の名で有名な金刀比羅宮は香川県琴平町の象頭山の中腹にあり、古くから海上交通の守り神として信仰されており、「一生に一度は金比羅参り」といわれるほど参拝者が多いところです。本宮にお参りするには785段の石段を登らなければなりません。初めのうちは緩やかな階段ですが途中から結構きつめの階段が続きます。老体に鞭打って挑戦してみました。
 
 
一の坂鳥居(113段目)
「金刀比羅宮」の額が懸った鳥居が見えてきます。道の両側には土産物屋さんが続きます。
 
   灯明堂
重要有形民俗文化財に指定された堂で一の坂鳥居を過ぎてすぐの左側にあり、中には釣燈籠がいくつも下げられていますがあいにくと暗くて燈籠は撮影できず。
 
        

桜も葉桜になりつつありました
 
ひよどり
 
琴陵宥常像(288段目)
大門の手前右側にある像で、明治中期の金刀比羅宮宮司で日本水難救済会の創立者だそうです。
 
鼓楼
1710年(宝永7年)に建てられたという時太鼓のある楼で、今でも朝夕2回鳴らされています。
左下の立て札のところには鼓楼建設時に発見された清少納言がこの地を訪れたことを示す「清塚」があります。
 
       
大門(365段目)
1650年(慶安2年)に水戸光圀の兄であり高松藩初代藩主松平頼重の寄進により建てられた二層入母屋造りの門です。
 
桜馬場
大門を過ぎると石畳みの参道、参道の右側は寄進碑、左に石灯籠が数多く並び、盛りを過ぎた桜並木が続きます。もう少し早く訪れれば桜並木が満開状態だったのに・・・・・ 
 
 
旭社(628段目)
この社のところで道が分かれます。右側が上向道(登り道)、社の手前にあるのが下向道(下り道)
 
最後の階段、御前4段坂
最後は急な階段が4箇所に別れて続きます。4つ目のところに着きますと真上に本宮が見え始めます。結構急な階段が続くので息が切れそうです。
 
本宮(785段目)
登り始めて約30分、本宮に到着です。ここから更に583段登ると奥社がありますが、ここまでで限界です。
 
   
展望台
本宮の右側には展望台があり讃岐平野が一望できますが、あいにくと春霞でご覧のような景色、左側の山が讃岐富士と呼ばれる飯野山です。
 
   

本宮

南渡殿
 
   

三穂津姫社

絵馬殿の奉納額
 
   
本宮で写真を撮り終えゆっくり下っても所要時間は約一時間でした。(平均的な時間のようですけど、ふくらはぎはパンパンです。)  
   
旧金刀比羅大芝居(通称金丸座)
 
三度絵の階段を上り始めて22段目のところを左に曲がり100m位行った右側にあります。ここ金丸座は天保6年(1835年)に建てられた日本最古の芝居小屋です。昭和45年に国の重要文化財に指定されています。建物は平成15年に大改修が行われたとのことで外観は新しい建物のように見えますが訪れたときはちょうど興業が行われている最中で役者の名前が入った興業幟が多く風にはためいていました。
 
   
 
   
鞘橋
 
寛永元年(1624年)には橋の改修が行われたとの記録が残っているこの屋根つきの橋、形が刀の鞘に似ていることがそう呼ばれているようで、琴平町を流れる金倉川に架かっています。普段は通行できず、金刀比羅大祭の神輿の渡御等の神事のときだけ渡れるようです。
 
        
 
        
   
         
高燈籠
 
慶応元年(1860年)に造られたという日本一の高さ(27m)の燈籠で、琴電琴平駅のところにあります。現在でも夜は明かりが灯されていますが、建てられた当時は丸亀沖の船からもこの明かりが見えたとのことです。
 
       
 
        
        
        
        
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