チェファル
 
パレルモから約1時間20分でチェファル(チェファルートも呼ばれています。)に到着します。ここチェファルは「イタリアの最も美しい村」のひとつで、古代ギリシャ人の植民都市に起源を持つ人口14,000人ほどの小さな町です。町は青い海と切り立った岩山に挟まれた小さなところに位置しており、夏場は海水浴で訪れる人も少なくありません。
因みにここチェファルは、日本でも良く知られていて1988年に公開されたイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の舞台にもなったところです。
 
         
   
車窓から見るティレニア海とチェファルの町並み  
     
  岬の突端には古代の要塞の跡らしき塔が望めます。  
   
   
   
駐車場でバスを降りて小一時間町中を散策します。夏が訪れるには時間があり町中はひっそりとしていてどこも絵になる風景です。すれ違う人たちも気軽に「ボンジョルノ」と声をかけてくれます。  
   
          
 
     
 
4月も上旬では海岸もひっそりとしています。  
    
  デッリトーリア教会
マルキアファーヴァ岬にあるこの教会は16世紀の初めに建てられたもので、マルキアファーヴァの要塞と隣り合わせにあり、気が付かずに通り過ぎてしまうかもしれません。
 
   
  マルキアファーヴァの要塞
マルキアファーヴァ岬の突端に17世紀に造られた要塞ですが、現在は展望台になっていてテラスからはティレニア海が望めます。
 
     
チェファル―大聖堂
2015年にユネスコの世界文化遺産に「パレルモのアラブ・ノルマン様式建造部群及びチェファル大聖堂、モンレアーレ大聖堂」として登録された家のひとつであるチェファル大聖堂は、1131年シチリア王ルッジェーロ2世により建設が開始された教会で、ノルマン時代を象徴する様式となっており、内陣のモザイクはその後の改築でビザンチン様式で造られています。
   
     
   
      
 
 
        
チェファルの観光を終えてパレルモに戻ります。今日は夜8時過ぎにパレルモの港を出港するフェリーに乗船、ナポリに向かいます。
船はFANTSTIC号という総トン数が35000tもある大型のフェリーです。乗船待ちしている客の中にはイタリアの高校生と思しき学生たちが大勢おり、見送りの家族で賑わっています。 
 
   
   
     
     
     
     
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