カルタゴ 〜 シディ・ブ・サイド 〜 ビゼルト |
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カルタゴ遺跡 朝8時にホテルを出発し、約30分でカルタゴの街に到着です。ここカルタゴはチュニスに近く、現在では大統領官邸や各国大使の公邸があり、又、高級別荘地となっています。 このカルタゴはフェニキア時代の紀元前814年に街が作られたといわれています。ちなみにカルタゴとはフェニキア語のカルト・ハダシュト(新しい町)に由来しており、地中海に面したこの地で海上貿易や農耕で大いに栄えたそうですが、ローマ帝国との三度にわたるポエニ戦争で紀元前146年に壊滅し、人も住めないほど破壊されました。その後ローマ帝国の植民地として栄えだし、2世紀にはローマ、アレキサンドリア(エジプト)に次ぐ第三の都市になるほど隆盛を極めたようですが、7世紀の終わりにアラブ勢力のウマイヤ朝によって陥落し、忘れ去られたとのことです。ここカルタゴ遺跡は1979年に世界文化遺産に登録されています。 尚、遺跡は何箇所かに分かれていますが、カメラチケットはすべてに共通しています。 |
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ポエニ人の墓地 チュニスからバスで移動して最初に着いたのがこのトフェと呼ばれるポエニ人の墓地です。ローマ以前のカルタゴ遺跡は殆ど残っていないとのことですが、この墓地は、ポエニ時代当時聖域としてフェニキアの守護神のハモン神、カルタゴの守護神タニト神が祀られていた聖域だったそうで、小さい墓石がいくつも立っています。ガイドさんの話では当時のカルタゴでは幼い幼児をいけにえとして捧げる風習があり、その幼児達のお墓であるとのことでした。 |
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カルタゴの港 池のように見えますが、造られた当初は地中海から深くくびれた湾内に軍港と商業港の二つの港からなり、防壁で囲い敵の侵入を防いでいたといわれています。 |
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アントニヌスの共同浴場 2世紀にローマ皇帝アントニヌスによって造られたこの巨大な共同浴場、2階建てで現在の健康センターのように更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナプール等至れり尽くせりの施設であったとのこと。 |
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ビュルサの丘 カルタゴの中心であった丘で、ローマ帝国の支配下でも中心地となり、ポエニ時代の住居跡が残っています。丘に来ると現在のカルタゴの街そして地中海がよく見えます。一部の遺跡は住んでいた人の庭から発見され、移転してもらって発掘したようです。 |
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カルタゴ博物館 ビュルサの丘にあり、1890年に建てられた神学校を改造して用いられ、カルタゴ周辺から発掘されたモザイク画、彫像、生活用品や埋葬品等が展示されています。 |
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サン・ルイ教会 ビュルサの丘にあり、フランス国ルイ9世に捧げるため19世紀中ごろに建てられたとのこと。 |
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ラ・マルガの貯水池 カルタゴ市街やアントニヌスの浴場に水を供給した貯水池で、100km以上離れたザグアーンから引かれた水を巨大なタンク24個に溜めていたとのことで、画面左に水道橋が見えます。 |
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ローマ劇場 最大1万人を収容できたといわれるこの劇場、現在ではカルタゴフェスティバルの会場として利用されています。 |
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シディ・ブ・サイドの街 チュニジアの中で最も美しいといわれる街、シディ・ブ・サイド。カルタゴのすぐ北にあり、スペインのアンルダルシア地方の影響を受けたといわれ、白壁にチュニジアン・ブルーの窓や扉がおしゃれな街です。街並み保存地区として指定されたこの街は観光客が大勢来ています。 |
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シディ・ブ・サイドの街並みとヨット・ハーバー 街中を散策していて、眼下にヨット・ハーバーの見えるところがあり、もっとよく見えるところをと探して撮ったのが下の写真。崖の中腹から撮っていますが、地中海と街並みが一望できる絶景ポイントです。 |
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ビゼルト チュニジアのヴェネッイアと呼ばれる街ビゼルトはアフリカ大陸最北端のブラン岬にあり、フェニキア時代に地中海とビゼルト湖の間に造られた運河を中心に発展した街です。 植民地事時代にはフランス軍の軍港として使われ、現在ではリゾート地として観光客が訪れるチュニジア第4の街となっています。 |
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アフリカ大陸最北端 ビゼルトの中心部からからバスで数分でブラン岬に到着します。地中海に面したこの地がアフリカ大陸最北端(ウィキペディアでは「ベン・サッカ岬」が最北端としていますが・・)です。 下の写真の中央に崩れかけた礎石がありますが、これが最北端の地をあらわしているようです。正面に見えるのは通信施設のようです。(撮影禁止かも?) |
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ビゼルトを観光して今回のツアーの見学コースすべて完了。9日間の観光で感じたことは強行軍なスケジュールでなく、又、どの地に行っても他の観光客が少なく(添乗員さんの話ではこんなに少ないこと珍しい。)ゆっくり見学ができたけど、場所によってはもう少し見学時間が長くてもと思うところもあったことです。 明日は出発時間まで自由行動とのことですが、午前10時過ぎに集合ですので、残ったディナールを持って近くのスーパーで買い物です。(チュニジアではディナールを持って出国できない、再両替は最初の両替時の3分の一までで日本円でなく、ユーロかドルになるとのこと。) |
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