ブリュッセル
 
ベルギー王国の首都であるブリュッセル、街のはじまりは新石器時代に農耕民族が住んでいたとのことであるから、少なくとも4千年以上前のこと。街の名前の由来は、オランダ語で「沼の村」を意味するブルークゼーレからきているとか。人口は100万人強とのことであるが、欧州連合EUや北大西洋条約機構NATOの本部が置かれておりをヨーロッパの政治の一拠点ともなっている。
観光は王宮そばにある王立美術館から、ここでも1時間半の見学とか。はじめだけお付き合いしてから添乗員さんに断りいつものようにカメラ片手に街中を。
  
王宮
19世紀の半ばに建てられたこの建物その後いろいろ手直し等が行われて今の形になったのは20世紀の初めとか。幅がありすぎて全体を撮ることができません。国王はこの王宮を国事行為のときにだけ使用しているようで、通常はここから離れたところにあるラーケン宮に住まわれているとのこと。
 
 
  
ロワイヤル広場
王立美術館のすぐ前にあり、18世紀の終わりに新古典主義様式で建てられたものでシンメトリーとなっています。中央の銅像は、第1回十字軍の指揮者となったゴッドフロア・ド・ブイヨンです。
 
 
       
    楽器博物館
ロワイヤル広場から芸術の丘に向かって右側にある建物で、19世紀末のアールヌーヴォーでたてられており、もとは老舗の百貨店オールドイングランドが入っていたものを改装して、古今東西の楽器を展示しているようです。
 

芸術の丘
王立美術館のある高台(下右の写真では正面右側)とグランプラス(下左の写真で正面奥)の間を結ぶ坂のことです。時期が早いので咲いていませんがもう少しすると丘ではバラをはじめとしていろいろな花が咲きそうです。
 
 
   
 
ブリュッセル公園
もとはブラバン公邸の庭園であったものを18世紀の後半に公園として開放されたもので、1830年にはオランダから独立するためこの地でオランダ軍との間で攻防がなされたとか。王宮の正面にあり、市民の憩いの場となっているようで、若者、家族連れでにぎわっていました。
 
 
 
    
 
        
  聖ミッシェル大聖堂
芸術の丘を下りて右側にあり、正式には「聖ミッシェル・エ・ギュデュル大聖堂」と呼ぶそうだ。13から15世紀にゴシック様式で建てられ、名前の由来となっている聖ミッシェル(ミカエル)大天使の彫像が塔の右に、聖女ギュデュルの彫像が左にあるとのこと。
 
        
  グラン・プラス
ブリュッセル旧市街にある大きな広場で、周りには市庁舎、市立博物館、ブラバン公の館そしてギルドハウスがあり、世界一美しい広場の一つといわれており、複数年の8月にこの広場で開催されるフラワーイベントは見ものとのこと(かつてベルギーに住んだことのある姉は何度も見たとか)。なお、この広場は1998年に「ブリュッセルのグラン・プラス」としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
 
        
ブリュッセル市立博物館(王の家)
グラン・プラスの北東側にあり、もとはパンの市場であったそうで、16世紀にスペイン王となったシャルル・カンが所有したことから『王の家』と呼ばれるようになったようですが、実際には住んだことがなく、19世紀の後半に再建されてからは美術館として利用されているとのことです。
 
 
 

ブラパン公の館
グラン・プラスの南東にあり、17世紀末に建てられたものを19世紀の終わりに再建したもので、建物正面の壁には金箔を豪華に使用した装飾が施されています。
 
 
 
   
市庁舎
グラン・プラスの南西に建てられており、ロワイヤル広場から見えた塔は、高さ96mもあるこの市庁舎の塔でした。ゴシック様式で建てられたこの建物、18世紀に再建されたもので、「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されていましたが、グラン・プラスに包含されているとのことで、2005年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」から除かれています。
 
 
 
   
 
ギルド・ハウス 
  
 
   
       
  セラクラースのブロンズ像
グラン・プラスから戻るところにあり、人だかりがするので見たらこの像。ガイドさんの話では、14世紀の英雄で、この像を左から右に触ると幸せになるとの言い伝えがあるようで、ご覧のように金ピカです。
誰もいない状態で写真撮るのに数分かかりました。
 
       
  小便小僧
爆弾の導火線を小便をかけて消したといわれるジュリアン少年からきているとされるこの像は、17世紀の初めに造られたものが、1960年代に盗難にあい、レプリカが造られて置かれているそうな。このジュリアン君ものすごい衣装持ちで、既に800着以上あり、市の担当者が毎日のように着せ替えをしているとか。訪れたこの日は軍服姿でした。
写真では分かりませんが、当然盗まれないように柵がしてあり、柵には鍵が掛かっていました。
 

この他にも市内には色々見所もあるようでしたが、あいにくと本日の宿はここから30分くらいのところにある湖のそば。残念!
    
 
 
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