バイロイト バンベルクから約60km東にあるバイロイトはバイエルン州の町で、毎年夏に行われる「バイロイト音楽祭」で世界的に有名な町です。 この町の名が初めて記されたのは1194年のことで、当時は村と記されていましたが、都市として記されたのは13世紀半ばのことで、地図上に記載されたのは1421年になります。 1603年にブランデンブルク選帝侯ヨハン・ゲオルクの子息であるブランデンブルク=クルムバッハ辺境伯によって、クルムバッハのブラッセンブルク城からここバイロイトに遷都され、孫のクリスティアン・エルンストが、オスマントルコとの戦いでウィーン解放軍に参加して勝利したことを記念して市壁を整備し宮殿内に付属教会やマルクグラーフェンブルンネン(辺境伯の泉)を設けました。18世紀に入ってからは、バイロイト辺境伯のフリードリヒ3世夫妻の時代には、宮廷建築家のジョゼフ・サン・ピエールとカール・フォン・ゴンタルトにより、バロック様式の建物が多く建造されています。 |
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祝祭歌劇場(リヒャルト・ワーグナー祝祭劇場) リヒャルト・ワーグナーが、自身の作品の上演を目的として、市内の閑静な住宅街がある丘に、バイエルン王ルートヴィヒ2世の後援を得て1872年に着工、1876年に完成した、建物構造や音響効果では、ほかに類を見ないユニークさがあり、世界屈指の大きさの舞台を持つオペラ劇場です。 この歌劇場では、毎年7月から8月にかけてワーグナーのオペラ・楽劇を上演するバイロイト音楽祭(別名 リヒャルト・ワーグナー音楽祭)が行われ、世界各地から観客が訪れるとのことです。 |
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正面入り口 |
庭園側から見る歌劇場 |
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市庁舎そばから見るシュロス教会の八角形の塔 | ||||||||||
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バイロイト辺境伯歌劇場 この歌劇場は、ブランデンブルク=バイロイト辺境伯フリードリヒ3世の妻であったヴィルヘルミーネの希望で建てられもので、歌劇場は間口30.8m、奥行き71.5m、高さ26.2mあり、当時のドイツでは最大規模の歌劇場で、工事は1745年に始まり、一応の完成は1748年、外観がきちんと整ったのは1750年でしたが、完成前の1747年には娘の結婚式を祝ってこけら落としが行われています。 劇場が完成してから100年以上経過した頃に、劇場のことがブロックハウス百科事典(1796年創刊)に記述されていることを知ったワーグナーが、自身の作を上演するにふさわしい歌劇場ではないかと考え訪れましたが、希望を満たすものではないことを認識。これが自身の祝祭劇場を建設するきっかけとなったいわれています。 訪れたときは改修工事がまだ終了しておらず、ご覧のように右側に看板が残されていました。 この辺境伯歌劇場は、2012年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。 |
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オペラ通りの古い町並み |
ワグナー博物館に続くリヒャルトワグナー通りは新しい建物が並んでいます。 |
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