シェラン島の古城めぐり
 

今日も曇り空、晴れていればお城の写真も映えるのでしょうけど、残念なことに今にも降りそうな雲が垂れ込めている中での観光です。

クロンボー城
クロンボー城はシェラン東北部のヘルシンゲル、スウェーデンとの間にある幅わずか7kmのエーレスンド海峡に面して15世紀の前半に建てられたヨーロッパでよく見かけられる星型要塞の形をしたお城です。
このお城は海峡を通過する船から通行税を徴収する目的で建てられたといわれ、16世紀の後半に要塞機能の強化と王宮としての機能を追加する大規模な改修が行われたとのことです。その後火災に見舞われたり、スウェーデンの攻撃による落城などもあったようですが、17世紀の後半に修復された姿が現在の形となっています。
ただ、内部についてはデンマーク軍の基地司令部として使用されたため当時の面影は残っていないようです。このクロンボー城は2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
 
 
 
   
 
城への入口となる橋と門の上部、右側に建設された1690年の印があります。   
    
  お濠
星型要塞の構造で造られているのが濠の形でわかります。 
 
 
 
シェイクスピアの石版
戯曲ハムレット(正式名称:デンマークの王子ハムレットの悲劇)はこのお城を舞台にして創られたとのことで、毎年夏にはこの城の中庭でハムレットの演劇が行われているとのことです。
実際にシェイクスピアがこの地を訪れたという記録を残っていないようですが、この石版はその記念としてつくられたものです。
 
王のタペストリー
歴代の王様を描いた大きなタペストリーが何枚も部屋の中に飾られています。
 
教会のパイプオルガン
クロンボー城の中には教会が併設されています。他のあまりお城では見かけないですね。
中庭
左端には噴水が見えます。
 
海をにらむ大砲
エーレスンド海峡を通行する船から通行税を徴収していたとのことで、そのための大砲でしょうか、かなりの数の大砲が設置されていたようです。対岸にはスウェーデンのヘルシンボリの街並みが見えます。。
   
フレデンスボー城

フレデンススボー城に向かう途中、立ち寄ったのが18世紀の初めに建てられた白亜の宮殿と呼ばれるこのお城です。現在もデンマーク王室の春と秋の別荘として 使用されているとのことですが、外観の写真を獲るだけで中への入場は行いませんでした。
 
   
 
   
フレデリクスボー城

クロンボー城のあるヘルシンゲルから南西に約25Km。ヒレロズ(ヒレレズとも)にあるバラス湖にある小島に、クリスチャン4世の居城として建てられたのが、フレデリクスボー城です。もともとはフレゼリク2世により16世紀の半ばに建てられたもので、これを17世紀の初めにルネサンス様式の宮殿に改築したとのことで、現在は国立歴史博物館として利用されています。なお、城の名前はフレゼリク2世からきているようです。
 
 
 
   
 
   
 
   
        
   
 
   

バラス湖の風景
 
   
            デンマークに戻る  北欧4ヶ国絶景ルートの旅に戻る   トップ頁に戻る
       
<body oncontextmenu='return false'>